事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

『三日坊主』

『三日坊主』

 本日は、2018年(平成30年)が始まって3日目の、1月3日です。一般的には本日までが正月休みです。明日からお仕事という方が多いのではないでしょうか?今年も1年、私たちも含めて、みなさまで共に手を取り合いながら園児達の笑顔のために協力していきましょう。

 さて、2日前の1月1日に今年の目標を立てた方も多いのではないでしょうか?「今年こそは、ダイエットのために毎日ランニングしよう。」や、「今年こそ、身体のために禁酒しよう。」、「今年こそは、毎日、本を読もう。」等々、みなさまがそれぞれの目標を立てたと思います。ここで、質問です、1月1日の時点では、1年間継続して頑張ろうと思っていた大きな目標は、しぼんでいませんか?ダイエットのためのランニングは週1回にしよう、禁酒は週一回にしよう、本を読むのは時間の空いたときにしよう、というような形で妥協が始まっていませんか?このような方は、後10日もすれば今年の目標を立てたこと自体を無かったことにしてしまいます。

 「あれ、私のことを言われているような気がする。」と思われた方、安心してください、世の中の大半の人も同じです。だからこそ『三日坊主』という言葉があるのです。三日坊主とは、非常にあきっぽく、長続きしないことです。1年の目標が三日坊主になってしまうことは、よくあることです。ふと、振り返ってみると1月1日にはいつも同じような目標を立てている、という方もいるのではないでしょうか。

 しかし、園児を守る園関係者には三日坊主になることが許されないことがあります。それが園児を守るための安全に対する意識です。危機管理の研修等に参加したそのときだけ、安全に対する意識が高まり、その後、日常の業務に戻ると、今日も1日何事もなかった、だから明日も何事もないだろう、と安全に対する意識が低下してしまうということは許されないのです。今まで何もなかったから、これからも何もないだろうという気持ちが、安全に対する意識を低下させてしまう1つの要因です。このような気持ちを取り除くために、私達が協力できることが定期的な危機管理の研修です。みなさまの園におかれましても、明日からの仕事始めを前に、今一度安全に対する意識を高めていただきたいと思います。

2018.01.03