イメージ戦略は大統領選だけではない!!
みなさまは保護者の方の自分に対するイメージというものを考えてみたことはありますか?
保護者の方のみなさまに対するイメージは、まずは園児さんがご家庭で話すみなさまのお話をもとに形作られます。
「〇〇先生大好き」というようなお話が家庭で行われれば良いイメージを持つでしょうし、「〇〇先生はこわいの」というようなお話が行われれば悪いイメージを持つことになります。
次に保護者の方のみなさまに対するイメージは、登園時や降園時に接する時間で形作られます。
登園時や降園自のわずかな時間では、挨拶や園児さんの健康状態や園での様子をお伝えするわずかな時間しかありませんが、このわずかな時間でみなさまに対するイメージは形作られてしまうのです。
保護者の方に悪いイメージを持たれるより良いイメージを持たれた方がいいことは言うまでもありませんが、危機対応(事故・トラブル後の対応)においては、この保護者の方のイメージが結果を左右してしまうことが多々あります。
わかりやすい例であれば、職員が園児の頭を軽く叩いたことが問題になった際、良いイメージを持たれている職員は教育・指導の一環として行われたんだと評価される可能性が高いのに対して、悪いイメージを持たれている職員は虐待行為だと評価されてしまう可能性が高くなってしまいます。
また、園内で事故が起きた際も、良いイメージを持たれている職員の場合は、やむを得ない事故だったんだと評価される可能性が高いのに対して、悪いイメージを持たれている職員はあの先生はいつか事故を起こすと思っていた、起こるべくして起きたと事故だと評価されてしまう可能性が高くなってしまいます。
日頃の園児との関わり、保護者の方の関わりというのはこのように事故・トラブル後にまで影響してくるものです。そのようなことを念頭におくと、慣れや油断が生まれやすい園児や保護者の関わり方に1つ変わった目線を持てるのではないでしょうか?