ルール変更の際には
数年前、ある交差点で、大型トレーラーが小学6年の女の子をはねて死なせ、逃走する事故が発生しました。左折の際に、自転車で横断歩道を渡っていた女子児童をはね、現場から約1km離れた場所で巻き込んだと思われる自転車を放置し、再び逃げ去りました。運転者は同日中に発見され、容疑を認め、さらに本人の呼吸からはアルコールを検知。自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)で逮捕されました。許せない内容です...。
知人に聞いて知ったのですが、この事故の前と後で、この交差点の信号機のルールが変わったそうです。
この交差点の信号機は、矢印信号「←↑→」です。事故の前は、歩行者信号が青になると同時に「←↑」が点灯し、直進と左折が可能でした。そして歩行者信号が赤になってから「→」が点灯=右折可能でした。
そのルールが事故後変更され、歩行者が青のとき車側は直進「↑」のみ点灯し、左折車と歩行者が交わらないようになったのです。とても良いことだと感心しました。
しかし、非常に悲しい現実は、ルール変更に従ってない車がいることです。知人がその交差点を通る際、矢印が点灯していないのに右折左折する車を見かけたそうです...。
その運転者は「あれ、前までこのタイミングで左折できてたよな...?」と以前のルールと混同してしまっているのか。または矢印信号をきっちり理解していない運転者なのか。どちらにせよ、怖い現実です。
信号のルールが変わりました!と一言表示があれば、前者の場合の間違いは減らせるのではないでしょうか。
誰しも、今までのルールが急に変わると、とまどいます。よかれと思って変更しても、利用者が混乱してしまうともったいないですし、トラブルも起きかねません。
園でもルール変更をする際、特に大きな変更は事前にお知らせされていることと思います。ささいな変更だとしても、変更点を見える化して周知すると、利用者にとって安心です。
新ルールへの移行を円滑に、より良い環境づくりを進めてください。