お花を見て思うこと
卒園式のシーズンになり、すでに卒園式が終わったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響で通常通りの保育が提供できなかった1年だったとは思いますが、そんな中でも創意工夫しながらの保育をしていらっしゃったのではないでしょうか。
みなさま1年間お疲れ様でした。
さて、卒園式といえば保護者の方が園に子どもの晴れ姿を見るために訪れます。保育施設では卒園式に合わせて園内の飾り付けをしたり、お花を飾ったりして保護者の方を迎えいれると思います。
そんな中、しおれているお花が園内にあったらどうでしょうか?
たしかに、折角の卒園式の思い出に少し傷がついてしまいます。
しかし、それ以上に私が気になるのは、卒園式で保護者が園内に入るのがわかっているにもかかわらず、お花の管理すらできない園が、保育をしっかりとできるのでしょうか。
お花の管理と保育は別の話ではないか!!という方もいらっしゃると思いますが、一事が万事(一つのことを見れば、他のすべてのことが推測できるということ)といいます。また、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする「壊れ窓理論」の考え方からしても、小さな1つのミスを防ぐ努力が大きなミスを防ぐことにつながります。
たかがしおれた花かもしれませんが、「たかが」ととらえるか「意識のゆるみ」ととらえるのかで組織の成熟度が変わってくるのではないでしょうか。