すくすく元気です!
私どものオフィスには水槽が4つあります。その1つが写真のもので、中にはグッピーだけが入っています。
最初は4匹しか入っていなかったのですが、どんどん増えていって、確認できただけで今は26匹になりました。
4つの水槽の中でもスタッフの誰からも特に気にかけられることなく、ほったらかしにされた水槽No.1だと思うのですが、中では子どもグッピーが生まれ、どんどん増えていきました。
今回はその原因についてブログに書こうと思います。
私が出張で伺った先で、水槽で熱帯魚を飼っている園をたくさん見かけます。それだけ園児も園の方々も興味があるのだと思います。
私どももオフィスで水槽を管理していて学ぶことがあります。水槽の中は環境そのものです。それは、園という組織にも当てはまります。
水槽の場合、その環境を構成しているものは、ジャリ、水、水草、魚などです。水の温度も重要な要素ですし、目には見えませんが砂利の中などにいるバクテリアも重要な要素です。
これらの要素が魚の繁殖環境と合致したときに始めて魚は増えます。
それと園も同じだと思います。水は園の風土(空気)。水温は職員の士気。魚は職員や管理職。魚(職員)の中に1人でも自分勝手に振舞うものがいて、水質(風土)が悪化すると、その中にいる魚(職員)すべての悪影響を与えます。
水槽の中で魚が死んだ場合、腐敗が進む前に取り出さないと、水質悪化につながり、全滅のおそれも出てきます。
つまり、腐った職員が1人でもいたら、早めにどうにかしないと園全体に悪影響が広がるのです。
魚や貝やバクテリアたちは、水質が悪化したら全滅することを本能的に知っているようで、水質悪化につながらないようにそれぞれが自分に割り当てられた役割に徹します。
職員1人1人が職場という水槽の中では運命共同体であることを自覚し、自分にできることを全力で毎日やってくれたら、素敵な園ができあがるのです。
みなさんの園にも水槽があれば、ちょっと中をのぞいてみてください。その中では、おろかな人間が作る組織よりも素晴らしい組織を魚たちが構築しているかもしれませんよ。