会社にあるモノ①
今、二刀流といえば、日本ハムからLAエンゼルスに移籍した大谷翔平さんがすぐ頭に浮かびます。でも、競技を二刀流でした天才アスリートがアメリカには何人かいて、その1人が写真に打っているフィギュアのディオン・サンダースです。
彼は、野球のワールドシリーズとアメリカンフットボールのスーパーボウルの両方に初めて出た選手です。同じ週にMLBでホームランを打ち、NFLでタッチダウンを記録した最初(2013年時点で唯一)の選手」でもあります。
このエピソードだけでも素晴らしいことは伝わったと思います。でも、彼は、対人関係がうまくいかず、所属チームも転々とします。
1997年には自殺未遂もしています。そして、2000年にNFLを引退します。その間、彼は1つの数字にこだわり抜きます。その数字が「21」なのですが、1989年から2000年までに所属したNFLチームでは、すべて背番号21を背負い、スーパープレイを魅せています。
自殺未遂、引退と経験して、もう一度、2004年にNFLに返り咲くのですが、そのときに彼が選んだ背番号は「37」でした。それは、当時の自分の年齢と同じ数字でした。この1年だけ彼はプレイして完全に引退します。
最後の年の彼の姿をフィギュアにしたのが、写真のものなのです(だから背番号37なのです)が、私は、21番のサンダースよりも、挫折も経験し、自分を受け入れた37番の彼が好きで、私が倒れそうになったときも支えられています。
事業がうまくいかないとき、スタッフが思うように動いてくれないとき、自分が仕事でミスしたときなど、すべてを投げ出したくなったときに、ウイスキーを飲みながら、サンダースを見ていると、「悩むなら、もっと高い次元で悩め!俺みたいにな」という声が聞こえてくる気がします。
NFLのスーパースターでも自殺未遂をするくらいに、悩み、追い込まれるのだと気づかされます。そして、そのときの悩みは私の悩みのレベルとはまったく異なる次元の悩みです。
そう考えると、悩んだり、立ち止まったりしているヒマがあるのなら、目の前にあるあるべきことに今すぐ取りかかることが重要だと考え直すことができます。
このフィギュアは、私が仕事をする上で重要なアイテムの1つです。このようなアイテムが私の身の回りにはたくさんあります。それらをこのブログでときどき紹介して行こうと思っています。
みなさんも自分を支えてくれるモノが身の回りにありますか?