事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

アイギスの近況

8月は保護者会月間でした

8月は保護者会月間でした

 アイギスを立ち上げて10年たち、11年目に入りました。その間、多くの保護者説明会の相談や立会いをしてきました。これまでの頻度としては、半年に1回くらいでした。でも、今月は4件の保護者会に立ち会いました。会社設立新記録です。

 本日は、保護者説明会を乗り切れる組織、乗り切れる園長について書いていこうと思います。

 まず保護者説明会での保護者の反応は、会を始める前に決まっています。それが組織の実力なのですが、普段の保育の中で保育現場で働いている職員の方々が保護者の方々に「感謝」を届けているか、「恨み」を届けているかによって決まってきます。

 つまり、保護者が園を自分たちが守らなければならない対象として見ているか、攻撃対象として見ているかの差です。

 前者であれば、園を擁護する発言に支配されますし、後者であれば、園を攻撃したり、おとしめたりする発言に支配されます。

 ようするに、いつ保護者説明会を開催しても保護者が味方になってくださるようなコミュニケーションを日常的に心がけておくことが重要になるわけです。

 次に、保護者説明会を乗り切れない園長について説明します。

 ①他人の気持ちがわからない

 ②悪びれていない

 ③開き直ったような態度

 ④説明も質疑応答もわかりづらい

 ⑤園内に味方がいない

 以上の5点がポイントになると考えられます。

 みなさんの園も有事のときの保護者説明会がいつ必要になるかわかりません。平時より準備しておくことをおすすめいたします。

2019.08.30