園内の虐待対策でできること
先週に引き続き、園内の虐待行為についてのブログです。
アイギスでは、会員様向けに24時間相談ダイヤルという24時間365日、保育園での事故やトラブル・お困りごとをご相談いただける相談窓口を設置しています。その中でも、最近例年よりも数多くご相談いただく内容が「職員による園児に対する虐待行為」です。
虐待行為は職員が故意に行う行為のため、事件をゼロにすることはできません。そのため、園としては、事前に対策をとっていたという証拠づくりがとても大切になってきます。
証拠づくりの方法① マニュアル作成
虐待行為を防止するための策を講じているという証拠としてマニュアルを文書として残しておきましょう。虐待が発覚したときにどこに通告すれば良いのかなどを記載しておけば、万が一園内で虐待行為があった場合も慌てずに対応することができます。
証拠づくりの方法② 園内研修
園内で職員を対象として虐待防止に関する研修を行いましょう。虐待した職員にその理由を聞くと「ついカッとなってしてしまった」ということがよくあります。このカッとなってしまうというのは「想定の範囲」が狭いために生じます。これはみなさまのほうがよくご存知だと思いますが、子どもは必ずしも大人が思ったようには行動してくれません。しかし、どこかで、子どもは自分の言うことを聞くだろうと思っていると、思い通りに動かない子どもについカッとなって手が出てしまうことも考えられます。園内研修では、この「カッと」ならないためのメンタル面の研修をしてみてはいかがでしょうか。
園で虐待行為が発覚する前に、ぜひこの2つの証拠づくりを進めていただければと思います。お困りの際はお気軽にアイギスまでご連絡ください。