保護者との信頼関係を築くには?
1月、2月、3月はよく「往く、逃げる、去る」ともたとえられますが、その言葉通りに今年もあっ!という間に3カ月が過ぎてしまいました。保育関係のお仕事をされている皆さまも卒園と入園のご準備でバタバタの真っ只中のことだと思います。
あと2日で平成28年度の幕はあけ、数日後には新入園児とその保護者の方々が施設に通いはじめます。また、新年度からは新しい職員さんが加わったり、ご自分が新しい施設で働くことになっている方もいらっしゃるでしょう。
そんなはじまりの季節に頭を悩ますのが、コミュニケーションではないでしょうか?
さて、今回のアイギススタッフブログでは「ジョハリの窓」をご紹介したいと思います。
「ジョハリの窓」とは、人間の心には4つの領域(窓)があり、その領域の大小によって他人とのコミュニケーションが円滑になるという心理学でよく用いられているモデルです。
その4つの領域はそれぞれ「自分も他人も知っている自分」、「自分は気が付いていないが、他人は知っている自分」、「自分は知っているが、他人は気が付いていない自分」「まだ誰からも知られていない自分」で分けられ、それぞれの領域は関連しあっています。
他人とのコミュニケーションを円滑にするためには、この「自分は知っているが、他人は気が付いていない自分」の領域を小さくすることが重要です。人間関係において、最も大切なのは心の距離感です。心の距離が遠すぎると信頼関係を構築することもなかなかできません。心と心の距離を縮めるためには、ある程度は自分のダメなところをあえて晒すというのも1つの方法です。始まりの季節から失敗をしないためにもコミュニケーションぜひ気にかけていただきたいと思います。
(追記)
毎回ダメなところを見せてしまうとそれはそれで信頼されなくなってしまうのでご注意ください(笑)。
来週に続きます。