事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

その他

GW明けの保育園の状況。

GW明けの保育園の状況。

 GWが明けました。本日からまた忙しい一週間の始まりです。園児たちはご家族の方とべったり過ごして楽しい思い出もできた分、登園時は保護者と離れづらいこともあると思います。職員も4月の鬼のように慌ただしい時期を終えて、GW中はホッと一息ついて旅行なんてしていたかもしれません。そんな5月は要注意です。休み明けは一番事故が起こりやすい時期です。特に5月は・・・。4月は園児も職員も気が張っていましたが、連休を挟むと気が緩んでしまいがちですし、せっかく慣れた園生活をまた園児たちはリセットされた感覚になっています。昨年のGW明けにアイギスに寄せられた相談をいくつか紹介致します。

① 園児がすべり台から落ちて骨折をしてしまった

② 園児に投薬する際に間違えて関係ない園児に投薬してしまった

③ 乳製品アレルギーの園児に誤って乳製品入りのお菓子を食べさせてしまった

④ GW明けから職員が無断欠勤している

⑤ 園で園児がケガをしたことを言い忘れていて、保護者が怒っている

 毎年、似たような相談が入ってきています。上記のようなことだけではないと思いますが、ついうっかりミスが目立つので、事故が起こりそうな状況を朝礼や昼礼などで注意喚起することも大切なことだと思います。職員の無断欠勤は、毎年のように園長先生が頭を抱える問題です。みなさんの園の本日出勤予定の職員さんは無事に出勤されているでしょうか。

 休み明けは、園児に「元気に登園してきたね、偉いね!」と褒めるように職員にも「元気にちゃんと出勤してきたね」と褒めて差し上げたほうがいいのかもしれません。健康管理やメンタル管理は大人はできていて当たり前ですが、今は当たり前でなくなってきているのでそういうことも必要なのかもしれません。

2018.05.07