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危機管理はどこまでいってもアナログ
不正に不正を重ね 秋田銀行女性行員が客の預金2400万円余を着服
秋田銀行の36歳の女性行員が顧客の預金2400万円余を着服していたことがわかった。女性行員は11月21日付けで懲戒解雇処分となっている。
女性行員は2015年12月から2019年10月末までの約4年間、24回に渡り顧客1人の預金、計2472万円を着服していた。
女性行員は顧客の来店を偽装した上で窓口に払い出しを依頼していたが、本人確認の手続きを逃れるため不正に第三者の口座を開設していた。
銀行の聞き取りに対し女性行員は「クレジットカードの支払いに充てた」と話しているということ。(2019年11月26日 秋田テレビ)
銀行をはじめとする金融業界はAIが進化し、機械化、自動化することによって人余りが生じ、大幅な人員削減が行われる業界です。そのくらい、人間が入り込む隙がないくらいシステム化されています。
しかし、事例のように着服行為のような不正行為が後を絶ちません。機械化、自動化、システム化が進むと人間が本来持っている感覚や感性のようなものが鈍化してきます。
つまり、どんなにAIが進化しても人の犯罪行為やミスを完全に防ぎきれないのです。最後の砦として、人の目や感覚が必要になるのです。
今、保育業界でもICT化が進んでいます。業務を効率化するのは、良いことだと思いますが、安易にICT化するよりも先に業務全体の見直しを行うことが重要だと思います。そして、業務の断捨離を行うのです。
意外と業務には、必要がないもの、意味がないものが存在しています。まもなく年末です。思い切って園全体の業務の見直しをして、業務の大掃除をしてみてはいかがでしょうか。