笑顔がもたらす効果
先日、表参道のお寿司屋さんに行ってまいりました。東京に住んで早、十数年経ちますが、東京にいるからといって頻繁に東京らしいおしゃれなところに行くことはほとんどありません。なので、表参道やら渋谷やら六本木ヒルズやらほぼ行きません。そんな私が表参道に3年ぶりくらいに行きました。しかもお寿司屋さんに・・・。
店内は大変居心地の良い空間で、表参道ぽくない(おしゃれ、洗練されている等など)感じで緊張せずにお食事を堪能することができました。ネタとシャリのバランスは絶妙で、箸休めにといただいた先端に香ばしいゴマがついたごぼうスティックも絶品でした。またぜひ行きたいなと思いました。
食べ物が美味しかったということは印象に残ることだと思いますが、私がまたぜひ行きたいと思わせたことは、板前さんたちの笑顔とサービスが印象に残ったからです。私の前に立っている板前さんは常にニコニコして対応してくださいました。隣にいた大将も目の前のお客様だけでなく、初めてきた私たちのことも気にかけてくださりながら対応してくださいました。
ホールにでてくるスタッフの方は、常にお客様の飲み物を気にしてくださり、飲み物がなくなってくるとサッとグラスを引き、次の注文をとってくださいます。接待にも使えるお店だなと思いました。
笑顔とお客様に対して心地よいサービスを提供するということは当たり前のことなのだと思います。ですが、その当たり前に当たり前のことをやり続けることは難しいことでもあると思います。
保育士さんという職業は常に笑顔を絶やさない職業でもあるとも思います。保護者に笑顔で挨拶をし、子どもにも笑顔で接する。そして子どもと関わっていると自然に笑顔にもなると思います。時には顔が疲れるときがあると思います。
日ごろ、みなさんが自然であったとしても作っていたとしても保護者や子どもと笑顔で接しているとその効果は知らず知らずのうちに現れています。例えば、保育園に連れてくるまで子どもがぐずって大変だったという思いで登園させたお母さんも先生が笑顔で出迎えてくれて、「よかった子どもを安心して預けられる」と思って元気に仕事に行くことができているかもしれません。
朝、お母さんに怒られたり、お母さんと離れたくない子どもは先生が笑顔で接してくれることによって、その寂しさから解放されるかもしれません。
みなさまが思っている以上に保育士さんの笑顔で保護者や子どもが救われていることがあります。