そのあだ名、保護者が聞いて不快になるあだ名ではないですか?
親しみをこめて、園児にあだ名をつけている先生は少なくありません。でもそのあだ名、保護者が聞いて不快になるあだ名ではないですか?慣れからのマヒでそんなことすら気にしていない先生もいるかもしれません。これはトラブルの元です。
昔、職員指導についての相談が寄せられたことがありますが、そのときは「園児を名前で呼ばずに身体的特徴のあだ名をつけて呼んでいる、親の会社名で呼んでいる、親の年収で呼んでいる」などという相談もありました。例えば、ぽっちゃりしている園児にはデブ子ちゃん、親の会社の名前ト○タやソフト○ンク、親の年収の金額で呼んだりと・・・。
そして大体が言葉をしゃべる事ができない0歳児や1歳児クラスでこのようなことが起こっています。保護者がこれを知ったら、どのくらいのダメージでしょうか。言っている本人はふざけて言っているつもりなのでしょうが、言葉がわからない園児は自分を侮辱されていることにも気づかずに先生を頼るしかない弱い立場です。
保護者も信頼して保育園に預けています。それを裏切る行為であって許されることではありません。多かれ少なかれ、そういうことはどこでも起こっているのかもしれない、だから気をつけて子どもの様子を見ていこうと思って子どもを預けている保護者も少なくないと思います。
しかし、そのような考えで子どもを預けている保護者は保育園に信頼をおくことはないと思います。そのように考えている保護者が何かあったときに大クレームを言ってくる可能性もあります。たかがあだ名なのかもしれませんが、このような事実を保護者が知ってしまうと他にも何かされているのではないかと疑心暗鬼にもなるものです。
みなさまの園でも保護者が聞いて不快になるあだ名で園児を呼んでいる先生がいたら、すぐにやめさせましょう。