周りから気を使われる人は、気を使われるようなことをしている。
「一番若いお前が周りから気を使われてどうするんだ!お前は周りに気を配り、気を使う立場なんだ」と新社会人の頃、よく上司に言われておりました。新社会人というのは、右も左もわかりません。とりあえず周りの先輩の真似をしておけばいいのだと思いました。
しかし、周りの先輩の真似をするというのは、見て覚えろ、見て盗めという言わば職人業なのかなと思いますので、今の時代・・・今の若者にあっていないのかもしれません。
今の若者には、「何故自分が今こういう行動をしているのか、何故こういうときにこのような行動をしなければいけないのか、自分がこのように動くことによって周りに与える影響はどのようなことが考えられるのか」具体的にわかりやすく教えて差し上げる必要があります。え?そこまで教えてないといけないの?子どもじゃあるまいし・・・と思われるかもしれませんが、使える新人にしていきたいのであれば、そこまで教えていたほうが後に楽ではないでしょうか。そんなこと手取り足取り教えてなくともできる新人はできます。
しかし、できない新人でも育てていかなければいけない人材不足の中、こちら側の指導方法を改めたほうが楽だと思います。
会食や会議の場で目上の人があなたに積極的に話しかけてくれているときは、あなたがその場にいづらそうに周りに溶け込まずに下を向いているからです。目上の人があなたより先に動いていたら、それはあなたが先に動けずにいるからです。目上の人があなたより周りに気を使えるのは、常に自分のことではなく周りを優先に考えて行動しているからです。
これらのことを新人に伝えてみてはどうでしょうか。新人の方は、まったく自分が予想していなかったことだと思います。何でも口に出して、園児さんと同じように接することで、できる新人に育てていけるのだと思います。