後悔
私の好きな漫画に「真実のカウンセリング」という漫画があります。1ページごとに結末がある超短編ストーリーでとても読みやすい漫画です。
その中に、「後悔」というコンテンツがあり、紹介したいと思います。
若い女性と若い男性が「あのときどうして告白しちゃったんだろう...しなければいい友達でいられたのに...」「新しく始めた仕事がうまく行かなかった...こんな仕事始めなければよかったかも...」と、後悔をそれぞれ口にしています。そこに、おばあさんやおじいさんの姿になった二人が「あのとき告白しておけば...!」「あの仕事ずっとやってみたかったなあ...!」とそれぞれ後悔している様子が浮かび、「こっちのほうがずっと大きな後悔なのだからあなたの行動は間違っていないのよ」という言葉が出てきて終わるお話です。
これは、人生において大事なことだな、と思いました。
人生は判断の繰り返しであって、大小関係なく自分の下した判断に後悔したことがないという人はいないのではないでしょうか。
ですがこの本にもある通り、後悔するかもしれないと思っても、「やった後悔」と「やらなかった後悔」はまったく違います。
何かと理由をつけてやらない人は、その理由が解決しても、また新しい理由をつけてやらない、という繰り返しをしています。ならば、やりたい理由をつけて何が何でもやり遂げるほうが、結果的に得るものは多いと思います。
やりたいことに挑戦して失敗して周りに笑われたとしても、自分がこれでよかったんだ、と思えれば、それでいいのだと思います。さらに、経験という財産は何にも代えがたいものでもあります。
人間は迷う生き物です。
それは、未来がわからないから迷うのだと思います。未来がわかったら、誰も判断には迷いません。しかし、未来がわかる人間などこの世にいません。
私も、今後後悔を少しでも減らすための判断をしていきたいと思います。
〈参考文献〉
ゆうきゆう/ソウ(2020)『真実のカウンセリング①』少年画報社