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人の口から出る言葉

人の口から出る言葉

 人の口から出る言葉は、いいこともあれば悪いこともあると思います。保育園や幼稚園で働くみなさまは、職場のみなさん、保護者の方、子ども達、人と接することがたくさんあると思います。その中で様々な人と様々なコミュニケーションをとっていると思います。  

 私は以前、人の口から出る言葉に対して、ただその言葉だけを受け止め裏もとらずに嫌な思いをしたと勘違いしていたことがあります。

 私が勘違いした原因は、言葉そのままを受け止めてしまったことだと思います。人が何か発するときには、なんらかの思いや考えがあります。もしくは、ただ単に他に同調してでた言葉などもあると思います。ここで肝心なことは、想像することだと思います。

「相手は、なぜあのようなことを言ったのか」逆もあると思います。「相手は、なぜ言わなかったのか」どちらにも人の意図が隠れています。ある事柄を大げさに人に伝える人もいるかもしれません。

 悪意をもって話を悪いように盛る人もいるかもしれません。だからこそ、人の口から出る言葉に惑わされることなく冷静になることが大切なのだと思います。

 一時の感情で日頃思ってもみないことを口に出してしまって後悔した経験はないでしょうか?そういうつもりではなかったのに、相手を怒らせた、傷つけたなんてこともあるかもしれません。

 そんなあなたに対して、その部分だけをあげつらって責めてくる相手は、冷静に相手の話を聞けない人なのだと思います。

 相手がなぜあのようなことを言うのか冷静に想像することで、職場の人間関係や保護者対応、子どもとの接し方のヒントになるかもしれません。そう思いながら、なかなか冷静に物事を考えられないのが人間ですが・・・。

2021.06.21