ポポネポの法則?
先日読んだ本に「ポポネポの法則」という言葉がでてきました。なんだか可愛らしいネーミングで耳に残ります。みなさんは「ポポベポの法則」をご存じでしょうか。「ポポネポの法則」とは、やんわり技術のことを言います。(著書 20代だから許されることしておきたいことより抜粋)
ポポネポの「ポ」はポジティブ。「ネ」はネガティブ。何かを断るとき、「ポジティブ、ポジティブ、ネガティブ、ポジティブ」の順番で語っていきます。例えば、あなたが知り合いからおもしろい健康マシーンの購入を勧められたとしましょう。その時の断り方をポポネポの法則に当てはめると・・・・
① ポジティブ 「うわぁ、とても魅力的な健康マシーンですね!」
② ポジティブ 「前から興味があったんです」
③ ネガティブ 「でも、残念なことに今の家は狭くて健康マシーンを置くスペースがありません」
④ ポジティブ 「せっかく勧めていただいて、魅力的なものだったのでうれしかったです!」
人間は一番初めの言葉に反応するようにできています。だから開口一番に強い口調で断ると「わがまま」「ぶっきらぼう」「余裕がない」という印象だけが残ってしまいます。
ポポネポの法則を使ってお断りすると、しっかりと断っているけれども、前と後にポジティブな言葉を配置することによって残念に思っていながら断っている印象を相手に与えます。「断る」という技術は言葉の順番次第で相手に与える印象を変えるのなら、角が立たない、相手に嫌な印象をもたれない断り方も身につけておいて損はないと思います。
今回紹介「やんわり断る技術」の一部を抜粋しましたが、このような言葉をたくさん身につけておくと人間関係も少しは楽になるかもしれません。そして気づかないだけで「ポポネポの法則」を使っている方ってけっこういらっしゃいます。世の中の処世術を探してみるのも楽しいかもしれません。
ただ気を付けていただきたいのは、様々な処世術がありますが、とりあえず話を合わせるために「悪口に便乗する」ということは避けたほうがよいかもしれません。それは、「●●さんもあの人のことあんなふうに言っていたよ」と自分が便乗した言葉があたかも自分だけの発言のように噂として流れていく傾向にあるからです。
人に誤解されたり、自分のマイナスになる技術も世の中には存在するため、見極めは重要なのかもしれません。