大きく騒いで小さく収める
現在のアイギスは、昨年から出産ラッシュが続き、今年に入って3人目の赤ちゃんが生まれました。お母さんスタッフが増えるととても心強いなと思う私です。そんな私は母親になって数年が経ちました。そして今は8か月になる赤ちゃんも育てています。
子育てにおいて2人目だから慣れているなんてこともあるかもしれませんが、そうでもないお母さんもいるかもしれません。やはり子どもには個性があるので上の子と同じようにはいかない部分もあります。自分の経験値(上の子が赤ちゃんだったとき)をもとに考えることもちろんありますが・・・。
我が家の8か月の赤ちゃんはチキンラーメンのひよこちゃんに最近似てきたので、ここではひよこちゃんと呼びたいと思います。ひよこちゃんは、春から保育園に通っています。その時から、鼻水がでては病院に行き、治ったと思ったらまた鼻水からのRSウイルスに感染など、保育園あるあるの洗礼をうけておりました。月齢も低いため大事に至る前にすぐに病院に連れて行くようにしていました。
そんなひよこちゃん、8月初めから3週間ほどずっと鼻水と咳が治りませんでした。その間に小児科に三回連れて行きました。さすがに治らないので(しかも夜寝苦しいのか、眠りも浅く、私も寝不足、ひよこちゃんも寝不足で機嫌悪いというなんともいえぬ状態が続きました)どうしたものかと考えました。
すこーし鼻水収まってきた気もするな、先週もらったお薬もう切れるな、病院漬け、薬漬けみたいな状態だから、病院に頼りすぎるのもどうなのか、自分が神経質になっているだけなのでは・・・など様々な考えが頭をよぎりました。
そこで「大きく騒いで、小さく収める」という言葉が私の頭の中でよぎりました。これは、アイギスに相談してくるお客様にも日頃から伝えている言葉でした。「園がこんな大げさな対応して、あとでなんでもなかったとなったら保護者に責めらえるのではないか」と・・・。しかし、大きく騒いだ結果、大事に至らずに済んだのであればそれでよいのです。それは、危機管理の基本的な考え方です。自分のこととなるとなかなか客観的にはなれないのだなと感じました。
そして、ひよこちゃんを今度は耳鼻科に連れて行きました。診断結果は、「中耳炎」。
耳鼻科の先生から、「中耳炎だったから、小児科でもらったお薬だと効かなかったねー、連れてきてよかったね、お母さん。一週間お薬飲んで様子みましょうね」と言われました。病院漬けはよくないのではと思っていた私は、連れていってよかったと思いました。
おかげでひよこちゃんは熱もでることなく、また元気に保育園に通っています。まだ、ずりばいができるかできないくらいで自分で動くことはできませんが、先生を見つけると両手を広げて「抱っこしてください!」と言わんばかりに愛想を振りまいているそうです。(笑)