前の職場では〇〇でした発言をやめる年にしませんか?
新入職員さんといっても、まったくの新人と他の施設で経験がある新人とでは、力量さは明確だと思います。
みなさまの施設ではどちらの新人が使いやすいでしょうか。それは各施設によって異なると思います。まったくの新人は、素直に聞いてすぐに吸収してくれるかもしれません。
しかし、経験がない分、経験値で動けないというデメリットがあるでしょう。一方、他施設で経験のある新人は経験値で動けることはできるでしょうが、経験がある分素直に新しい施設の方針を受け入れてくれるということそうではないこともあります。そこがデメリットかもしれません。
そこでよく聞く言葉が、「前の職場では〇〇でした」です。この言葉がプラスに働くなら大変良いのですが、だいたいの場面では、反論されるときに使われる言葉になります。反論に使われてしまうのは多少仕方がないのかもしれません。それは、人は自分の経験値でしか基本的に物事を考えられないからです。
しかしよく考えてみてください。前の職場ではなく、今は新しい職場にいるのです。だったらまずは、新しい職場の方針に自分自身が合わせてみてはどうでしょうか。そして「前の職場は〇〇でした」発言をするときは、その言葉が新しい職場でプラスに働くときに発したほうが、ご自身の評価も下がらずに済みます。
プラスに働くときというのは、前向きな発言をするときです。「前の職場では〇〇のようなことをしていてとても良かったので、ここでも取り入れてみたら〇〇が改善されるかもしれません」という前向きな発言であれば、誰もマイナスには思わないと思います。
いつそのフレーズを出すかによって、ちょっとやっかいな人だなと思われるか建設的な意見を言ってくれる人だなと思われるかで評価が変わってきます。
今年は、マイナスに働く「前の職場では〇〇でした」発言をやめる年にしませんか?