事故・トラブル最前線

事故・トラブル最前線これからの時代の園経営や
危機管理の在り方を専門家が語る

最近気になること

匿名について考える。

匿名について考える。

①匿名で園のクレームの封書が届いた。
②匿名で行政に園のクレームが入った。
③匿名で園にクレームの電話がかかってきた。
上記のような場合、園でどのように対応するのか決めていらっしゃいますか??

 対応方法を決めていないといざというときに困ってしまいます。

 上記のようなことが起きた時に考えることは、匿名のものに対して対応するのかしないのか考える必要があります。 

 ②の匿名で行政に園のクレームが入ったということであれば、行政の指示通りに対応すればいいと思いますが、だいたいが、ちゃんと対応してくださいねと言われるだけで具体的なことは言われないことが多いように感じます。

 匿名ということは、本当に園の関係者なのか確信がもてません。その園の関係者なのか確信がもてない人の意見に対応しようとすると翻弄される可能性があります。

 最近、ネットでも園の口コミサイトなど存在しています。そこで炎上している園もあるようですが、その口コミサイトで園の夏祭りの運営について批判があがったから、今年は夏祭りを辞めようなどと決断した園もあるようです。

 しかしその口コミも匿名です。本当に子どものことを考えているのであれば匿名でなく、名を名乗っていただきたいところですが、マイナスのことを面と向かって言えないのが人間です。だからこそ、匿名の批判等はなくなりません。だったら、みなさんが困る前に対応方法を決めておくことが無難ではないでしょうか。

2018.08.06