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保護者に子どものことを盛って話しますか?正直に話しますか?

保護者に子どものことを盛って話しますか?正直に話しますか?

 保育園での日常は、保護者はわからないものです。子どもから話を聞くか、保育士さんから話を聞くしかありません。登園時か降園時に保育士さんは保護者と話をすることがあると思いますが、その時に園児さんのありのままを話していますか?保護者に気を使って、気にするようなことはオブラートに包んで話をしていませんか?保護者が喜ぶ園児さんのことは、盛って話をしていませんか?すべては保護者のことを考えてのことかもしれません。

 しかし、それは本当に保護者が求めていることなのでしょうか。

 園での出来事をそのまま話すと不快に思う保護者もいるので、自然とそのようになってしまうのかもしれませんが、そういう保護者ばかりとは限りません。

 子どもの悪いことやマイナスな面を聞きたいという保護者も中にはいるでしょう。園児さん一人ひとり対応を変えているように、保護者の対応も一人ひとり変えないといけません。それはとても難しいことかもしれませんが、無理しすぎる必要はありません。正直に話をしてもらうほうが保護者は保育士を信頼するようになっていくのではないでしょうか。

 あまりにも自分を作りすぎてしまうと、保護者に見抜かれてしまい、信頼関係は構築されません。この先生は笑顔だけで本当のことを言ってくれないなど、保護者が思ってしまうこともあるかもしれません。ということは、保護者に気を使ってしていることが逆効果になることもあるので、保育士さんたちは頑張りすぎなくて良いのではないでしょうか。

 頑張りすぎないことが働いていく上では重要で、折れない対策の一つでもあると思います。

2018.09.24