身の回りに潜む危険

　横浜市都筑区牛久保１丁目の市道で５日午前８時２５分ごろ、近くの保育士の女性（３８）が自転車に乗っていたところ転倒した。女性が抱っこひもで前に抱えていた次男（１）が頭などを打ち、病院に運ばれたが約６時間に死亡した。

神奈川県警都筑署によると、女性は保育園に預けるため、次男を前に抱え、電動自転車の前部のいすに長男（２）を乗せて、自宅から３０メートルほど走ったところで転倒した。自転車のハンドル周辺にさげていた傘の先が前輪に巻き込まれ、バランスを崩した可能性があるという。長男にけがはなかった。同署は過失致死容疑で調べる。

（２０１８年７月６日　朝日新聞社）

　最近、雨の日が多くてすっきりとしないお天気が続いていますね。

　わたしは出勤に自転車を使っているのですが、先日出勤中にご紹介した事例のように、自転車の後輪部の椅子に子どもを乗せて、ハンドルに傘をかけて走っている女性を見かけました。もちろん、この事故が発生した後に、です。もしかしたら、この女性も時間帯的に出勤前に子どもを保育園に預けに行く途中だったのかもしれません。朝はバタバタしがちなので、急いでいたのかもしれません。急いでいるときには安全よりも効率を重視してしまいがちです。しかし、この女性もこの事例を知っていれば、少なくともハンドルに傘をかけて自転車に乗るということはしていなかったのではないでしょうか。

　危険なことやものは身の回りにたくさん潜んでいます。わたしもアンテナを張って情報収集をして、自分の身を守っていこうと思った朝の出来事でした。