ガソリンスタンドでの出来事
先日研修に行くために車で移動していたときの話です。車のガソリンの残量が少なくなったためガソリンスタンドに立ち寄りました。ガソリンを給油してもらっている間にお手洗いをお借りして、スッキリして車に戻った際のことです。ガソリンスタンドのスタッフがガソリンを給油口から溢れさせてしまっている姿を偶然目撃してしまいました。スタッフの方は溢れたガソリンが自分にかからないように避けているためガソリンが溢れていることに気がついていないわけがありません。それにもかかわらず、スタッフの方は何事も無かったかのように、給油口のフタを閉め料金の支払いを求めてきました。
溢れたガソリンの量も微々たる量のため、「溢れさせたガソリンの分の料金は支払えない」などというつもりは全くありませんでした。しかし、ガソリンを溢れさせてしまったことの説明と謝罪が一切ないことには当該ガソリンスタンドに不信感を抱きました。
このスタッフは「ガソリンを溢れさせてしまった姿は見られていないかもしれない、だから文句を言われるまでは黙っていよう」と考えていたのかもしれません。
相手のミスを許容することができる人は社会に数多くいます。しかし、ミスを許容できる人でも、必要な謝罪や説明が無い場合には不信感を抱きます。
不必要な言いがかりやクレームが増えているといわれる時代ですが、謝るべきときは謝る、説明すべきところは説明する、という当たり前のことをやらずに、不必要な不信感を抱かれないようにしなければいけないという事を再認識するいい機会になりました。
不信感はやがて言いがかりやクレームに姿をかえていきます。そうならないためにも、当たり前のことを当たり前にやる習慣を徹底させていこうと思います。