置き去りにされる園児たち。
アイギスの24時間相談ダイヤルで相談を受けていると様々な相談が入ってきますが、最近多い相談は、園児の置き去り事件です。園児の置き去り事件とはどのようなことなのか・・・それは、保育室や公園に職員が園児を置き去りにしてしまうということです。
少し前まで園児が園庭からこっそり抜け出して家に帰ってしまったなどということがありましたが、現在は職員さんが、園児がいないことに気づかずに保育室を施錠してしまったり、園外保育のときに置いたまま帰ってしまうということが起こっています。
そんなの特定の一部の保育園だけでしょうと思われるかもしれませんが、これは今全国で頻繁に起こっていることです。親の身で考えるとぞっとする話ですが事実です。
それだけ職員さんが、子どもがいるかいないか意識していないということになります。
今回みなさまに伝えたいことは、まさか子どもを公園において帰るなんて普通しないだろうということが起こっているからこそ、職員さんたちに再度、人数確認の重要性を周知していただければと思っています。どこでだれが何をしているかという動静把握はもちろん大切です。
それは、保育中もされていると思います。しかし場所が変わるときや移動するときは、人数確認を行い、全員いるか確認して次の行動を始めるということを徹底する必要があります。これは当たり前のことすぎますが、この当たり前のことができていないからこそ、周知していく必要があります。「子どもがいなくなるかもしれない」と思っている職員さんは必ず人数確認を行うはずです。「子どもはいなくならない」もしくは「そんなことすら考えて保育をしていない」ということであれば、確実にいつか子どもがいなくなります。
そうならないためにも「子どもはいなくなる、自分が目を離したら命の危険にさらされる」と思って保育をしていくことが大切だと思います。