働き改革から考えること
一般企業では働き方改革により残業時間を制限するようになってきました。私の友人は、会社から残業時間の制限が課せられているにもかかわらず、こなすべき仕事量は変わらないそうです。そのため、愛煙家であった友人は職場でタバコを吸う時間を削り、限られた時間で今までと同じ仕事量をこなしているそうです。その結果、その友人は20年吸っていたタバコをやめることができたそうです。タバコを辞めることができたことは健康にとって喜ばしいことですが、働き方改革の現実がこの話には含まれています。
働き方改革の現実は、残業はしないでね、でも今までどおりの仕事量はこなしてね、ということです。私の友人はタバコを吸う時間を削って時間を作りました、皆様はどのようにして時間を作りますか?
時間を作るためには、ムダをはぶくしかありません。ムダを省くための手っ取り早い方法はやり直しをなくすことです。やり直しは時間をムダに消費します。
先日私は、ピザを店舗まで取りに行ったのですが、頼んだ商品が一品不足していたので、お店に問い合わせたところ家まで宅配してくださいました。トラブル後の対応として、お店がとった行動は間違っていませんが、商品を一品入れ忘れたことにより、仕事のやり直しをせざるを得なくなったのです。しかも、宅配時間まで余計にかかってしまったのです。このお店でどのようにすればやり直しが防げたかというと、私に商品を引き渡す際に商品が全て入っているか確認してから商品を引き渡せばよかったのです。
やり直しをなくすためには、一つ一つの作業を丁寧にこなす必要があります。時間を作るためにムダをはぶく、そのためには一つ一つの作業を丁寧にする。一見矛盾しているようですが、やり直しほど時間をムダに消費するものはありません。皆様も日常の一つ一つの作業を丁寧に行い働き方改革の流れに乗ってみてください。