人のことは全くいえませんが・・・
アイギスのオフィスには、書籍で埋め尽くされた部屋があります。それらの書籍はすべて、研修やサービスのネタになるべくわたしたちアイギススタッフに読まれることを待ち続けています。しかし、書籍が多すぎて積読状態になっているものも・・・(積読とはウィキペディアによると入手した書籍を読むことなく自宅に積んだままにしておくことをと書かれています)
そのような状態を打破するためにも、今年からアイギスでは、毎朝15分の読書タイムを設けています。
本日のブログでは、読書タイムに読んだ本を1冊、ご紹介したいと思います。本日わたしが読んだ本は「恋愛しない若者たち(著・牛窪恵さん)」です。
この本によると、現在交際相手のいない20代は女性で60%、男性では76%にも及ぶそうです。約30年前のバブル絶頂期では交際相手がいない20代が女性で35%、男性で43%だったとのことなので、現在の状況の異様さが際立つと思います。
しかし、現在の若者は恋愛ができないのではなく、「したがらない」といいます。恋愛を「重い」と言って回避してしまう傾向なのだそうです。
「恋愛」とは双方向のコミュニケーションです。例えば、彼氏が彼女の服装を褒めれば、いわれた彼女は喜び、「そうだ、今度彼の好物を作ってふるまおう」となります。これが繰り返されれば、お互いに「一緒にいてたのしい」と感じやすくなります。しかし、現代では恋愛を遠ざける「楽しいこと」が周りにたくさんあります。そのため、双方向のコミュニケーションが一方通行になってしまいがちです。その多くアクションを与えた方が、次第に疲れ「恋愛って重い。もう嫌だ」となってしまうのです。
しかし、双方向のコミュニケーションは恋愛だけではありません。自分以外の他人とのコミュニケーションはすべて双方向で成り立っています。
弊社にも、保護者とうまくコミュニケーションが取れない職員がいて困っているという相談をいただくことがございます。これも、恋愛ベタな若者が増えていることの弊害なのかもしれませんね。
みなさまの園でも、「恋愛」を面倒臭がっている職員さんがいらっしゃるかもしれません。しかし、心配のあまり「恋人はつくらないの?」といってしまうとセクハラとも問われかねませんので、十分お気をつけください!(笑)