転園するまでの一週間~完~
前回までのブログでは、私が(4歳の子どもを保育園に預ける保護者)園側にクレームをつけることになった経緯を書きましたが、今回は、その続きでございます。私は、法人本部にクレームを言いました。なぜ、園長先生でも担任の先生でもなかったのかというと信頼関係が築けていない状態であったということと、園の雰囲気を見ていて、園長先生に言ったところで担任の先生を指導するのかどうか不安だったからです。
ただ文句を言いたいだけの保護者は、文句を言ったらスッキリしますが、改善を求めている保護者は、自分がクレームを言った後、どうなっていくのか気になるものです。私は確実に改善策まで話してもらえるであろう本部を選びました。何をお話したのかというと「登園の際、9時を1分でも過ぎるとA先生は不機嫌になり、保護者にも子どもにも挨拶しないところや、日ごろからの園児への強い口調、子どもができないことへの補助の足りなさ」等です。
文章にすると大したことないように思えることが毎日、積み重なっていくと保護者として、朝子どもを保育園に預けることが苦痛になっていってしまいました。本部の方は、「指導します。改善します。」とだけおっしゃられていました。数日後、園長先生からは「指導します。改善します。朝の受け入れからA先生をはずしました。A先生から、お母さんへの謝罪はさせません。」とのことでした。朝の受け入れ体制を変更するという方法で、仕組みで寄り添ってくれましたが、態度で寄り添ってはいただけませんでした。
その後、A先生にどのように指導したのか、どのように改善させたのか、まったくわかりませんでした。A先生はいつも通り、お部屋にいて私や子どもが登園しても挨拶もしなければ目も合わせてくれませんでした。自分が今回の件を園側に伝えたことにより、改善が見られるどころか、不透明な状態で子どもを預けなくてはならず、転園までの一週間はより一層悲しくなってしまいました。
今回の園側の対応は、すべてが間違っているというわけではありませんが、あまりにもシステマチックすぎて、保護者の気持ちに寄り添うということができなかったのではないかと思います。
「お母さんやお子さんに辛い思いをさせてすみません、そういう態度を職員が態度をとっているのであれば、改善させなくてはいけないですね。本人からも話を聞いて指導します。」という言葉だけでも保護者は救われるのだと思います。
以前からブログでも書いておりますが、保護者が園や先生の様子がわかるのは、登園と降園のときだけです。そのときに最悪の印象を保護者に残してしまうということは、園にとってもその先生にとっても損しか残りません。そのような状態にならないように、皆様の園でも登園、降園の際は、挑まれてください。