世間の共感を得られないコメント
シンガー・ソングライター、ASKAさんが、活動休止中の人気デュオ、CHAGE and ASKAから脱退することを公式サイトで表明いたしました。ASKAさんはChageさんとは「あいつとの信頼関係は、もう築けません」とコメントし、このことはマスコミで大きく取り上げられました。
皆様は、このASKAさんのコメントを聞いてどう思いましたか?2014年5月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、Chageさんに一方的に迷惑を掛けた、ASKAさんが言うコメントか!というのが素直な感想ではないでしょうか。
ASKAさんには、「自分が被害者だ、間違ったことはしていない、今の二人の関係が悪いのはChageのせいだ。」という心理が働いているからこそ、世間の感覚とずれたコメントが出てきてしまうのです。つまり、根本的なところで自分の過ちを認め、誠意ある対応をしようと思っていないから、世間の共感を得られないのです。
私達は、園でトラブルが発生し場合、依頼があれば保護者説明会に同席いたします。残念ながら保護者会において謝罪や説明をしている施設責任者の方の中には、今回のASKAさんと同じような世間の共感を得られないコメントをする方がいらっしゃいます。原因はいたって単純です。自らの過ちを認めず、言い訳をしたいからです。トラブルが発生し保護者対応が必要になった場合、何よりも大切なことは自らの過ちを認めることです。自らの過ちを認めることは、自分のプライドや経験が邪魔をしてしまうことは理解できます。しかし、トラブルを乗り切るためには自らの過ちを認めるしかないのです。場当たり的に言い逃れしていても保護者の方の納得を得ることはできません。このことは、保護者対応に限らず全てのことに共通いたします。トラブルに直面した際は、まず自らの過ちを認めるということを心がけてみてください。