「香害」で保育園や学校に行けない子どもたちの存在をご存知ですか?
香害とは、香りつき商品の成分で「化学物資過敏症(MCS)」や「シックハウス症候群(SHS)」などになる人たちが急増していている新しい公害のことです。保育園や学校の壁やお部屋のペンキ、先生やお友達から流れる洗剤・柔軟剤の成分に反応して頭痛や足のしびれ、鼻血、発熱などの症状がでる子どもたちがいるそうです。
そんな子達は、小学校なら校庭の片隅で窓越しに授業を受ける子もいます。そして、このような病気があるということを知らずに、ただの甘えだなど罵る大人も存在します。
私は、以前より「香害」というか「ステマハラスメント」について敏感になっていました。ステマハラスメントとは臭いによって周囲に不快な思いをさせる臭いハラスメントのことです。例えば、自分は香水が好きだからといって、周りに深いな思いをさせるほど香水をつけてくる人や汗をたくさんかくのにケアをせず、汗臭い人などあげることができます。
私がなぜステマハラスメントに興味をもったのか、それはアイギスの社長が鼻炎にも関わらず、臭いを気にする人だからです。
以前、私は「SABON」というメーカーのハンドクリームを使用していました。すると社長から「最初で最後のお願いがある、そのハンドクリームはやめてください」と言われました。私はいい香りだと思ってつけていたそのハンドクリームの香りは社長にとってみれば不快そのものでしかなかったのです。
しかも、近くにいくと香るではなく、離れていても香ってくる香りだったようです・・・。意外につけている本人って気づかないものです。私は買ったばかりだったそのハンドクリームを手放し、無臭のハンドクリームを今では使っております。そんなときに「香害」で苦しんでいる人がいるというニュースを見て、自分にできることを考えてみました。それは、洗濯のときに柔軟剤を使わないようにすることでした。
最近では、洗濯洗剤を使わずに「洗濯マグちゃん」を使用したりしております。頑固な汚れは、ウタマロ石鹸など活用しております。すみません、主婦感満載な話題になってしまいました・・・。
みなさんの園にもひょっとしたら、香害で苦しんでいる職員さん、保護者の方、園児さんがいらっしゃるかもしれません。柔軟剤の臭いプンプンの衣類を着ている人もいます。
せめて、柔軟剤だけでも使わないようにするなど実践してみたら、人の助けになるかもしれません。それだけではどうにもならないのかもしれませんが、やらないよりはいいのではないかと思います。