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目的と手段を区別できていますか?

目的と手段を区別できていますか?

 先日ラーメン屋さんに行ってきました。

 そのラーメン屋さんはチェーン店ではあるものの、とても人気があるお店です。その理由は、ラーメンの美味しさだけではなく、ラーメン以外にも一般的な中華料理も提供していてどれもが美味しいからだと思います。

 私がこのお店に訪問したとき、店員の方は数多くのお客様に数多くの料理をテキパキと提供していました。

 その時、私が不快に思ったことがあります。それはこのお店の女店主が1人の従業員に怒鳴り声で「そこに立っていると邪魔」「そんなこと私に聞くんじゃないよ」等々、聞くに堪えない言葉を投げかけているからです。

 このお店は、従業員が無駄なくテキパキと動いているからこそ数多くのお客様に待ち時間少なくお料理を提供できているのはわかります。女店主が怒鳴っているのはこの従業員が女店主の求めているレベルに達していないからだということもわかります。

 しかし、そもそも従業員を無駄なくテキパキと働かせることの目的はどこにあるのでしょうか?それはお客様を待たせて不快な思いをさせないためではないでしょうか?

 だとすれば、従業員を怒鳴ってお客様を不快にしてしまっては本末転倒ではないでしょうか?

 この女店主はお客様を不快にさせないという目的のための手段に過ぎない従業員を無駄なくテキパキと働かせるということを、いつのまにか目的だと勘違いしてしまっていたのでしょう。

 私も手段と目的を勘違いしてしまうことがあるので、この女店主の行動をみて改めて自分が取り組んでいることの目的を常に意識しないといけないと再確認しました。

 みなさまも自分が取り組んでいることの目的を見失っていることはございませんか? 

2020.11.23