本日より2度目の緊急事態宣言です!
昨日、菅内閣総理大臣が一都三県に対し、緊急事態宣言を発出しました。期限を2月7日までとし、それまではGO TOトラベルの休止も延長することとしたようです。
これから始まることに対して、水をさすのも申し訳ないのですが、おそらく結果は変わらないでしょう。その理由は、もう政府や専門家、知事のみなさま方の「言葉」にはチカラがないからです。
今回の緊急事態宣言はGO TOトラベルを中止して11日目の決断だったのですが、GO TOを休止するときには、「GO TOが原因だ」といっていました。しかし、それでも感染者は減るどころか、逆に増えました。
そして、次に夜の飲食が原因だといって、それを止めます。
第1回目の緊急事態宣言のときに目の敵にしたパチンコ業界には、今回は「よかったら時短営業に協力してください」程度みたいです。
さて、なぜ「言葉」からチカラがなくなるのでしょうか。
それは、謝罪も反省もないからです。
「今回はパチンコ業界にご協力いただきましたが、クラスターも発生しなかったので、規制を緩和します。営業時間中に都の職員がマスコミを引き連れてお伺いして、お騒がせし、申し訳ございませんでした。」というべきなのです。
東京都には、「感染防止徹底宣言ステッカー」という虹が乗ったポスターがあります。都によりますと、「事業者の方向けに、事業者が実施すべき感染防止対策を掲載した業種別のチェックシートを作成しました。チェックシートにある感染防止対策を全て実施していただき、専用フォームから申請すると『感染防止徹底宣言ステッカー』を取得できます」とあります。
今回は飲食店を20時以降営業停止にするということなのですが、ということは、このステッカーには意味も効果もなかったということになると考えられます。
そこもまずは、説明すべきでしょう。
第2回目の緊急事態宣言で効果が確認できなければ、また次のターゲットを見つけて、何の根拠もなく、経済活動を妨害するのでしょう。
1つ1つの対策の趣旨を説明し、効果を検証し、都民や県民の方々に理解し、納得し、協力していただくことが大切なのではないでしょうか。
みなさまもこういったことをキチンとしなければ、「言葉」のチカラを失うことになると思います。言葉にチカラを失えば、職員や保護者の方を説得することをできないでしょう。
危機管理とは「言葉」です。みなさまも言葉のチカラを大切にしてください。