「We」なのか「I」なのか?
外資系企業で働いたことのある友人たちから、外国人の同僚からしばしば、その意見は、「We」なの?「I」なの?と聞かれるそうです。
新型コロナウイルス感染症に対して、いろいろな方が発言しています。これらの発言は、聞く側も「We」なのか、「I」なのかを聞き分けておかなければなりません。
ときどきマスメディアに出てくる日本医師会会長の意見は、「I」です。医師会でコロナ対策を話し合って、意見や方針をまとめて会長が代表して発言しているわけではありません。
だから、いろいろなメディアに出た医師が言うことがバラバラなのです。
さて、先日、小池都知事はツイッターで、「いわゆる第4波は手強い相手。人流の徹底抑制に、エッセンシャルワーカー等以外は東京にはおこしにならないで。上司の説得は都が手伝います」という発言をしました。
こういう発言を直接会見で言うこともなく、誤解が生じやすいツイッターで発言すること事態、危機管理能力の低いお方だな。とは感じます。でも、それはさておき、この発言は、「We」です。
上司の説得は都が手伝います。という表現が入っている以上、この発言は「We」です。
しかし、このツイートに関して都報道課は「知事個人のツイッターアカウントなので都は内容に関与しておりません」と無関係を主張しているようです。
このようなことが、都知事の信頼を失わせます。
ただでさえ、知事の政策や発言には信頼性がなくなってきています。もはや、言葉遊びの領域になっていると私は思います。
政治家が政治ゲームに興じている間に、人口は減り、町はジワジワ死んで行き、失業者であふれてくると思います。そのような状況を想像し、今、自分が自分自身のためにできることをしっかりしていきましょう。
今、個人にできることは、「後悔しない選択をすること」です。お互いに、前に進みましょう!