2匹のネズミの話
私はレオナルド・ディカプリオが好きです。特に彼が主演する実話を映画化した作品が好きです。
本日のブログもそんな作品の中の1本である「キャッチ ミー イフ ユー キャン」の中に出てくるお話をします。
この映画の始めの方のシーンで、主人公の父親を演じるクリストファー・ウォーケンがロータリーの終生会員になったパーティでのスピーチで次のように語ります。
「クリームがいっぱいに入ったバケツに2匹のネズミが落ちました。最初のネズミはすぐにあきらめて溺れて死んでしまいました。2匹目のネズミはあきらめず、もがきました。すると、クリームはバターになり、ネズミは助かりました。みなさん、今この瞬間、私は2匹目のネズミです。」
自分はあきらめずに、もがき、生きてきたら、このような立場になった。という教訓に満ちた素晴らしいスピーチなので、私はとてもこのシーンが好きです。
さて、今、新型コロナウイルスとの闘いは、いよいよワクチン接種という最終局面に差しかかろうとしています。この局面が終われば、経済も正常化し、日常生活に戻るでしょう。
しかし、コロナ禍でほったらかしにした問題には対応しなければなりません。
それらの問題の中には、思わず目をそむけたくなるようなものも存在しているでしょう。そこで、冒頭に引用したスピーチです。コロナ禍になって、あきらめた人、あきらめずにもがいている人。これは、それぞれに公平な結果が生じるでしょう。
保育業界では、コロナ禍明けに定員割れの問題が表出するでしょう。来年度からは、休園、閉園するところも出始めるでしょう。
2023年からは、つぶれる保育施設が当たり前にどこの地域にも存在するでしょう。
そんな近未来が予測される中で、今、保育に携わるみなさんが、もがいているかどうかが問われるのではないでしょうか。
みなさん。あきらめずに、今は、もがき苦しみましょう。未来を明るいものにするために。
私どもアイギスは、そんな施設を応援したいと考えています。