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コロナ対策と熱中症対策

コロナ対策と熱中症対策

 先日、子どもの小学校で運動会がありました。コロナ禍で運動会を実施していただけるなんてなんと有難いことなのだと思い、参加いたしました。そこで疑問に思ったことを今回ブログにしました。

 小学校では、子どもたちは一日中マスクをしています。マスクをずらしていたり、はずしていると先生から「マスクをちゃんと着けなさい!!」と少し厳しく指導されることも・・・。しかし、これからの時期大人もそうですが、屋外でマスク着用はとても暑く、不快ですよね。そして何より熱中症の危険性がでてきます。

 子どもの運動会の時は、競技開始の前に「マスクを外しましょう」とアナウンスがありました。しかし、マスクをつけていることが当たり前になっている子どもたちは、マスクを外すことを忘れているのかアナウンスが流れてもマスクを外さない子もいました。我が子もつけたままでした。 

 ダンスの時もかけっこの時もマスクを外していない子が数名いました。この小学校は熱中症対策はどうしているのか気になり、運動会終了の翌週に質問してみました。

 学校からの回答は、屋外でマスクを外していいということは子どもたちに伝え、休み時間中のみ水分補給をしていいと伝えています。しかし、マスク着用の考え方は、各ご家庭様々ですので、各ご家庭にお任せしております。とのことでした。

 この回答を聞いて弊社代表の脇が一言「じゃあ学校でマスクが原因で熱中症で児童が死亡したら各家庭の責任ですってことになるねー」と・・・。確かにそうだなと思いました。

 私は、子どもは繰り返し厳しく指導されたことは、けっこう心に残るのではないかと思っています。ましてやマスク着用が日常になっているわけですから・・・。

 そんな中で先生が軽く○○の時は、マスク外していいんだよと言ってもその言葉がすんなり子どもに伝わるとは限らないと思います。コロナ対策で熱中症による死亡事故が万が一起こったら本末転倒ではないかと思う私なのでした。

2021.07.05