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ロッテが優勝できなかった理由
10月27日千葉ロッテマリーンズは、東北楽天ゴールデンイーグルスに負け、今シーズンのリーグ優勝を逃しました。オリックスバファローズのファンのみなさま、優勝おめでとうございます。
本日は、悲痛な気持ちの中、マリーンズがなぜ優勝できなかったのかを組織論から見ていきたいと思います。
今年のマリーンズは、中堅、若手、外国人のバランスが良いチームでした。日替わりでヒーローが生まれ、順調に勝ち星を重ねていくことができました。
しかしながら、チームに欠けていたものがあったのです。
それは、エースと4番打者です。どちらも攻守の要なのですが、エース候補の種市は1軍登板機会なし。将来の4番候補の井上も1軍定着はできませんでした。
組織では、いろいろな方が活躍することが最高です。しかし、組織の軸は絶対必要不可欠です。これを野球に例えると、どんなに調子が悪くてもゲームを崩さないエースとチームの負けを背負える4番ということになります。
これは、どのような組織に関してもいうことができると思います。
組織には軸となるエースや4番が必要です。しかし、それは一朝一夕ではできません。指導者側が「この人を将来の軸に」という考えを持って、中長期的視野で育成に当たらなければならないものなのです。
そして、軸となる方々には、指摘されたことを受け入れられる「素直さという才能」と結果が出るまであきらめないという「努力する才能」が必要です。
みなさまの園には、エースや4番がいますか?