最近気になること
4月はいろいろ変わります
4月はいろいろな制度が変わります。
今年の4月に大きく変わったものの1つに年金制度があります。
年金は受取開始時期を1ヶ月きざみで変更することができます。
これまでの制度では、60~70歳まで変更可能で、受給開始時期を1ヶ月遅らせるごとに年金額が0.7%ずつ増え、逆に早めると0.5%ずつ減額されていました。
これが、4月からは受給開始時期を75歳まで遅らせることが可能になります。
サラリーマンの男性が平均的な賃金で40年間働いた場合の厚労省のモデル(妻の年金は含まない)での試算では、各受給開始年齢から100歳まで受給した場合、以下のようになっています。
60歳から受給開始 5,795万7,600円
65歳から受給開始 6,696万0,000円
70歳から受給開始 8,187万7,200円
75歳から受給開始 8,898万2,400円
60歳からの受給開始と75歳からの受給開始では、実に3000万円以上の開きがあります。これは、100歳まで生きることが前提ですが。
とすると、長生きを前提として75歳からの受給が一番お得なような感じですが、そうすると、75歳の年金受給開始までは、何かしらの収入で生活していかなければなりません。
75歳まで働くか、自分の貯蓄で賄うか。いずれにしても戦略が必要になりそうです。
この4月。みなさんも自分の人生戦略を考えてみてはいかがでしょうか。