最近気になること
始まっています 人生100年時代
『人生100年時代』を迎え、人々の働き方が変化していくことを研修内でお伝えする機会も、ここ一年でだいぶ多くなりました。
最近、身近に『人生100年時代』を感じることがありましたので、そのエピソードを紹介いたします。
体調を崩して、私はある病院に入院していました。40度の熱が10日近く出て、本当に意識がもうろうとしていました。自分の細胞とたんぱく質が壊されていることに恐怖を感じることが何度もありました・・・
病室は面会謝絶で、私も感染症のリスクがあり外に出ることはできませんでした。
病室は医師や看護師だけでなく、お掃除をしてくれる方も来てくれるのですが、もうろうとする中で目を開けると私の周りをお掃除してくれているのは70~80代のおば様でした。
体調がすこぶる悪かったとは言え、まだまだ働ける年齢で横たわっている私と、よたよたと、「よいしょ」と声を上げながらお掃除をしてくださるおば様がせっせと動き回っている様子を見て、とても感謝いたしましたし、同時に「皮肉な世の中だな」と高熱ながらに思いました。しかし、この皮肉も現実です。
今回、たまたま体調を崩したこと、お掃除のおば様を見たことも相まって、生きることはリスクだと思いましたし、生き続けることもリスクだと改めて思いました。リスクは直面しないと顕在化しない側面が大きいと思います。
気付くことができたことと、できなかったこと、この2つの差は大きいと思います。気付いたからには何から行えば良いのか、少し価値観の変わる体験でした。