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コロナの弊害 ~若手の職員に相談相手がいない~

コロナの弊害 ~若手の職員に相談相手がいない~

 アイギススタッフが職員と面談をして職員の声を運営に反映させる『1on1ミーティング』、危機的状況時・緊急時の職員のメンタルケアサポート『ゲートキーピングプラン』をリリースして間もなく6カ月が経とうとしています。

 多くの職員の方と面談をしていて感じることが掲題の件です。

 面談をする際に「ストレスが溜まっていることを自覚できるタイプですか?」「ストレスを感じた際はどのようにリフレッシュを図りますか?」という質問を必ずしています。

 ストレスを溜めないコツは「誰かに話すこと」という考えもあります。これは、自分の考えを『表出』することによってモヤモヤをガス抜きする、『出す』という意味で有効な手段です。

 この3年間のコロナウイルスの影響は、余暇の過ごし方に大きな影響を与えています。気軽に外出ができなくなり、友人に会うことも減ってしまいました。

 社会人になりたてのほやほや、なって間もなかった若い職員さん達は余暇活動が制限されることで、このガス抜きがうまくできず、友人にも会えないので「相談する相手は家族だけ」「そもそも相談する人はいません」という方がたくさんいます。

 ベテランや中堅の先生は「いつでも相談してくれていいのに」という想いを持っている方がたくさんいらっしゃいます。やはり保育に携わる方の人間性は面倒見のいい、あたたかい気持ちを持っている方が多いです。

 一方で若手の職員は「こんなことを相談して時間を取るのは申し訳ない」「これ以上迷惑をかけて煩わせたくない」と懸命になって、逆にうまくいっていないことが多いのです。ですが、私共が依頼を受けてお話しを聞く機会があると「聞いてもらえただけですっきりしました」というご意見もたくさんあります。

 心身の健康は職業人として重要なことですね。ですが、身体の健康と違って心の健康は目に見えづらく、その不調に気付き辛い方がいるのも事実です。

 日々多忙で、尚且つコロナウイルスの流行でなかなか交流が制限されている状況下。職員が心身共に健康な状態で、良い保育を提供することができるよう、アイギスはサポートすることができます。詳細は以下お知らせをご参照ください。

 ① LINEも対応。職員の相談窓口『パワハラ相談ダイヤル』 ※パワハラに関係しないことでも可能です。

 ② 専門スタッフが「働く」をサポート『保育士1on1ミーティングサービス』

 ③ メンタル不調かな?手厚いサポート『ゲートキーピングプラン』

2022.08.30